2024年度 eisu社員の年休取得結果

eisu社員、全国の学習塾で働く塾人の皆さんへ。

当労働組合は先日、eisu社員の昨年度(24年度)の年休取得状況を社に開示させました。算定期間は24年4月~25年3月になります。これでeisu社員の24年度の年休(有給休暇)取得実績が確定しました。

当労組は22年度より、各年度内10月末、1月末、3月末時点におけるeisu社員の年休取得状況を開示させることに、社と合意しています。

これは社員の年休取得状況を適時開示させることで、労働基準法に規定される年休5日の義務的付与に違反する部署を出さないためであり、あわせてeisu社員全員の年休取得を促進し改善するのが目的です。

前回の1月末時点の結果や22年度以降の推移を知りたい方は、サイト内のブログで開示してあるので、過去の記事をご参照下さい。以下は24年度の部署別(部門別)の最終結果の数値です。

24年度  eisu社員の年休取得結果

数値は三重小中部(男女別)、三重高校部、愛知静岡地区、東京地区、本社の5部署(部門)別に、各部署において年度末の3月末時点で年休を5日以上取得している社員の割合(達成率)部署別の平均取得日数となります。

24年度の結果の特徴は、年休5日達成率は昨年度を下回る部署が増えましたが、平均取得日数は昨年度よりも増加した部署が多いです。なお青字は昨年23年度の最終結果で、24年度との比較のため掲示しました。

【三重小中部男性】 

達成率  95.1%    平均取得日数   9.6日

達成率  97.1%    平均取得日数   9.9日

【三重小中部女性】 

達成率  100%  平均取得日数   12.0日

達成率  95.5%  平均取得日数  10.7日

【三重高校部】         

達成率  92.9%   平均取得日数   7.8日

達成率  60.0%   平均取得日数   5.8日

【愛知静岡地区】     

達成率  55.6%    平均取得日数   5.6日

達成率  66.7%    平均取得日数   5.2日

【東京地区】             

達成率   60%     平均取得日数   7.2日

達成率   100%    平均取得日数   6.2日

【本社】                  

達成率 71.4%    平均取得日数   13.7日

達成率 80%      平均取得日数   12.2日

注意点ですが、上の数値は3月末の年度末での退職者は除いてあります。したがって前回1月末の開示結果とは数値が少し異なる場合もあります。また小数点以下の数値は四捨五入してあります。

また年度途中(10月)に年休(有給休暇)が付与される新人も含むので達成率が低い部署もあります。24年度は3月末時点での新人の年休5日取得達成率は100%にはなりませんでした。

24年度の結果から見える問題点

結論から言うと24年度も年休5日以上の取得率に関しては、すべての部署(部門)で100%達成、つまり全社員が1年間で5日以上の年休を取得することはできませんでした。

100%を達成した部署は三重小中部女性だけでした。この意味で24年度もすべての部署(部門)で労働基準法違反(年休5日取得義務違反)の状況にある残念な結果となりました。

年休5日取得達成率を見ると三重小中部女性は100%達成。三重高校部も大幅に向上しています。一方、これ以外の部署では昨年の数値を下回っており、愛知・静岡地区や東京地区のように大幅に下がった部署もあります。

平均取得日数を見ると、三重小中部男性以外の部署では取得日数が増えています。平均取得日数が10日超の部署が2つあることは良い傾向だと思います。

上記データに表れていない今回の特徴として、個人別の年休取得率を見た場合、年休の取得日数が4日や4.5日の人が多く見られたことです。年度末までにあと1日か0.5日、年休を取得すれば、多くの部署で労働基準法の年休5日取得義務違反を避けることができたのに、極めて残念に思います。

25年度の課題としては、部署全体で年度末までに計画的に年休が取れるよう対策する必要があります。少なくとも年休5日取得は法律違反にならないための必達目標だと思います。

今回の結果から、多くの部署でそうした対策をしていないことが数値からはっきり読み取れます。また部署内でも年休を取る人とまったく取らない人がはっきり分かれています。

24年度の年休取得が5日未満の社員の実数(入社1年目以上)は7名で、23年度の18名からは大幅に減りましたが、各部署単位で考えると、100%達成までには課題があります。

現在、多くの会社では「最低年5日は年休(有給休暇)を取らせる」のが普通になり、会社が労働基準法違反で処罰されるリスクを避けるため、社員が年休を5日取らないと懲戒規定で処罰されたり、業務命令を出して強制的に取得させる会社もあります。

古い体質が残っている学習塾業界では、経営者や幹部が「休まずに年中働く人」を高評価したり、現場社員にも「休むことは悪」と考える人もいますが、令和の一般常識とは乖離していることに気づくべきです。

24年度の年休取得が5日未満のeisu社員は、年休を最低5日は取らないと、会社が労働基準法違反で摘発・処罰される場合もあることをよく考え、年間最低5日は年休を取得すべきです。

25年度 eisu社員の年休取得目標

25年度も、eisu社員の年休(有給休暇)取得目標として、当労組は今年も以下の目標を掲げていきます。今年度は各部門の統括リーダーに対し、年休の計画的付与について、回答要求等を適時行なっていきます。

① 入社1年目以上の社員の年休5日達成率を全部署100%にすること。

② 全部署において、社員の平均取得日数10日以上を目標にすること。

③ 今年4月入社の新入社員は、25年度の年度末で5日以上の取得を目標にすること。

当労組は、2025年度も今年10月、来年1月、3月の3回に分け、eisu社員の年休取得状況を社に開示させます。結果はこのサイトで公開します。

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